【昆虫採集】クワガタムシの野外採集

去年の2021年は、夫の失業やら家を買うやら何やらで忙しく、昆虫採集は全くできませんでした。

2022年6月、梅雨入りして数日経った昨日!やっと一年ぶりに昆虫採集に行くことができたので、野外採集で何を捕まえられたかを報告します。

年々難しくなる野外採集

昔と比べて今は野外採集が難しい

私が小学生の頃まで遡って今と比べると、年々野外採集による昆虫採集が難しくなってきているのを実感します。

その理由として私が思うのは、

  • 街灯が昆虫やその他の虫が飛んでこないLEDに切り替わった
  • 自動販売機の電気が消されるようになった
  • 畑などに肥やしを放置できなくなった
  • 気温などの環境が年々変化している
  • 広葉樹が減り針葉樹が増えてきた

野外採集で手っ取り早く見つけられるのって、やっぱり街灯や自動販売機の灯りだったりするので、それらが減ってくると当然、昆虫も飛んでこなくなりますよね。

それに肥やし。昔は畑なんかに盛り上げられてそのまま置かれていたものですが、それも今はダメ!ということで肥やしからの採集もできなくなりました。

加えて広葉樹の数の少なさ。 私が毎年巡っていた場所も、くぬぎの木が大量に伐採されてしまったうえに近くにあった街灯がLEDに切り替えられてしまったので、それ以来もうそこに昆虫が飛んでくることは無くなってしまいました。

難しくても可能性はゼロではない昆虫の野外採集

確かにいろんな理由でクワガタムシやカブトムシなどの野外採集は難しくなってきてはいますが、それでも可能性はゼロではありません。

梅雨入りしてから貴重な晴れ間と呼ばれた昨日、日中は30度前後まで上がり翌日は雨が降るとか降らないとか。そんな天気だったので「天気はいいけどちょっと湿気が多いかな」という昨夜。

3時間ほど車を走らせ昆虫採集に出かけてみました。時刻は夜8時。ちょうど薄暗くなってきて…でもまだ真っ暗。ってほどではない頃。

最初のうちは全く見つけられず、ただそれっぽい場所を通りすがるだけ…を繰り返していました。

街灯周辺、店内の灯りが漏れている建物周辺など灯りを頼りに巡って、やっと最初の1匹目をゲット!と思ったら、それを機に行く先々で2匹目、3匹目。。。

野外採集でゲットできた昆虫たち

水牛ちょっと手前のノコギリクワガタ♂

まず最初に発見できたのはノコギリクワガタでした。サイズ的には水牛型ちょっと手前でおしぃ。でもまずまずの個体でした。

しかも新成虫。

この個体は道路の中央線よりもちょっと左寄りの方にいて、電柱に向かいハサミを持ち上げて何かを威嚇していたところを夫に捕獲されました。

元気いっぱいノコギリクワガタ♀

サイズもまずまずで最初に見つけたノコギリクワガタの♂と同じケースに入れていたら、早速♂相手に喧嘩を吹っ掛け足にかみつこうとするほど元気いっぱいでした。

♂があまりにも逃げまどいケースの中が騒がしかったので、帰る途中わざわざ車を停めて他のケースへと移し、別居状態で家まで連れてきた個体です。

見つけた場所は街灯から少し離れた場所で、道路の上でひっくり返っていたところを捕獲。

これでノコギリクワガタをペアで得られたので、次なる獲物はノコギリクワガタかコクワガタ。

小型でも喧嘩っ早いノコギリクワガタ♂

3匹目はまたしてもノコギリクワガタの♂ですが、先のに比べるとハサミが…。全体的に小型ではあるものの喧嘩っ早いところはナンバーワンです。

自分より大きな個体にも果敢と立ち向かっていき、ケースの中でカチャカチャ暴れておりました。

控えめで死んだふりがお上手なコクワガタ

この日4匹目はコクワガタです。発見当初は木の穴の中に隠れていたのを夫が見つけ捕獲した個体です。

隠れていた木の葉っぱも一緒にケースに入れて持ってきたのですが、家に着くまでケースの中でずっと死んだふりをしているのか、ほとんど動かず足を引っ込めておりました。

でも家に連れ帰って簡易的に用意したケースへ移した後、一番最初にエサを食べ始めたのはこの個体でした。

大本命は最後の最後にゲット!ミヤマクワガタ♂

実は何年か前まで数年に渡りクワガタとカブトムシの繁殖を手掛けていたこともあり、実は大本命はノコギリクワガタでした。それをこの日、最後の最後にゲットできました。

といっても今年ブリードするのはペアで連れ帰ったノコギリクワガタと、これからに期待したいカブトムシです。

ミヤマクワガタは職場の30代の若者が欲しがっていたので、見せびらかすためにゲットしたようなもの。大事に育てて彼が飼育している個体よりも長生きさせたいと思っています。

ちなみにサイズは62mmでした。

まとめ

2022年度初となる野外での昆虫採集ではノコギリクワガタ、コクワガタ、ミヤマクワガタのクワガタ3種を発見し家に連れ帰ることができました。

カブトムシはまだ早いですね。梅雨明けして気温が上がれば一気に出てくると思います。が、やはり年々立ち入れる場所での野外採集が難しくなってきているので、ゲットできる数は例年よりも少なくなると思います。

それでも一組でもペアができるといいな。なんて思ってます。

ちなみに昨夜、ノコギリクワガタをペアで一緒に入れていたら、今朝になって交尾を確認できたので早速産卵できる環境を整えました。

この時にはすでに♀はマットの中に潜ってしまい姿を確認することはできませんでした。この個体はいくつ卵を産んでくれるだろうか。

最近の楽しみが増えました。

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