「おから蒸しパンって味付け次第では美味しいと感じられるものの、味ではなく食感でいうとイマイチかな。というのが正直なところです」と夫に言われたので。
パサパサ、ボソボソ、唾液をもっていかれて飲み込むときにちょっと抵抗がある…など。そんな、おから蒸しパンの食べ難さを解消するための工夫を紹介します。
グルテンは悪とは限らない
小麦に含まれるグルテンはタンパク質
小麦に含まれるタンパク質は小麦タンパクと言われていて、大豆タンパクと一緒に植物性タンパク質になります。
私も緩くグルテン制限はしているものの、極端なグルテンフリーを目指しているわけではありません。というのも調味料やカレーのルーなどパンやお菓子以外にも様々なところで小麦粉が使われていて、知らずに口にしているから。
しかも小麦のグルテンが体に悪いとか言われているけれど、それは摂取量が過剰になってしまった結果とか、アレルギーなどの体質、あるいは病気が原因によるところもあるからであって、すべての人にとってグルテンが悪になるわけではないのです。
むしろダイエット中に避けたい油脂がほとんど含まれていないので、低脂質&低カロリーに貢献してくれるし、小麦タンパクには筋肉回復や筋肉を強くするグルタミンも豊富に含まれているので、この点からも必ずしも悪とは言い切れないのです。
おから蒸しパンに小麦粉を加えるメリット
おからパウダー100%のおから蒸しパンに小麦粉をプラスすることで、おからは大豆食品なので大豆タンパク、小麦粉は小麦タンパクと植物性タンパク質の2種類を同時に摂取できるメリットがあります。
いずれのタンパク質も低カロリーであり低脂質。つまりダイエッターの味方となります。
肉類とほぼ同じ量を含んでいるといわれるほど大豆はタンパク質量が豊富です。しかも大豆タンパク質はアミノ酸スコア100!消化吸収に時間がかかる分、腹持ちがいいのも特徴です。
他にも食物繊維もたっぷり、カルシムや鉄分も含んでいるなど、大豆は栄養食品のひとつとされていますね。
また大豆プロテインまたはソイプロテインなどの名前でプロテイン商品が展開されているところを見ると、おからだけでも十分な気はしますが、おからパウダー100%の蒸しパンは慣れるまで食べ難いと思うかもしれません。
そんな食べ難さを解消できる方法が、少量の小麦粉をプラスすることでした。
おからパウダー+薄力粉の蒸しパン
パンはパンらしく!
本来パンを作ろうと思ったらベーキングパウダーではなくイースト菌が使われますよね。いずれも仕上がりの見た目や食感を比較してみると、私はイースト菌が使われたパンの方がおいしく感じます。
なので、そのままでは食べ難いおから蒸しパンをイースト菌が使われたパンの見た目や食感に近づけるために、おからパウダーに少量の薄力粉をプラスしました。
- おからパウダーと①の下に見えずらいが薄力粉
- ベーキングパウダー
- オオバコ(サイリウム)
今日はココア味のプロテインパウダーも追加し、粉物を混ぜた後に卵と豆乳を加えしっかり混ぜたら電子レンジで600W4~5分チンして完成です。
結果、おからパウダー100%よりも食感がほんの少しパンに近づいて食べやすくなりました。蒸しパンというよりもパンらしいパンに仕上がりました。これは薄力粉の分量によって仕上がりの食感が変わるのでお好みで。
おからパウダーと薄力粉の割合
最初の頃は分量をしっかり計量していましたが、今となっては目分量でその日、その時食べたい量を作るようになりました。
なのではっきり何グラムとはいきませんが、おからパウダーと薄力粉の割合でいうと、カレーライスを食べる時の大きめのスプーンでおからパウダー1杯に対し、それより小さいティースプーン半分~1杯くらいの薄力粉。という感じです。
残りの材料はおから蒸しパンの材料と同じく、ベーキングパウダー、サイリウム、卵、豆乳、エリスリトールとなります。たまにココア味のプロテインパウダーを加えタンパク質を強化することもあります。
味付けのアレンジ
砂糖といっても糖質制限しているとエリスリトールやラカントを使う人も多いですが、コスパで考えると安いものではないので長く続けていくには躊躇してしまうかな。という時期がたまにあります。
そういう時は冷蔵庫に残っているマーマレードやジャム、パンに塗るチョコなどのペーストで味付けをします。もちろん使い過ぎはダメですが、食パン1枚に塗るくらいの量なら問題ないかな。と。
程よく甘さも出るし無糖のココアパウダーよりも安価で手に入りやすいのでお勧めです。
まとめ
食べることに関しては美味しくなければ続かない!ということで、ちょっと食べ難くかったおから蒸しパンをアレンジしてみました。
小麦粉も使いすぎなければ、食べ過ぎてカロリーオーバーにならなければ、ダイエット中であっても、この程度のアレンジはアリだと思います。
おからパウダーと小麦粉の両方からタンパク質を補給できて尚且つ美味しく続けられるので、おからパウダー100%で作ってみたけど食べ難さを感じているなら、そのレシピにティースプン半分~1杯くらいの薄力粉をプラスしてみてください。
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