夫の趣味を理解しようと一緒に始めた結果

夫と知り合って約20年。私はお付き合いをはじめたら、まずは相手の趣味を知り理解するため、一緒にやらせてもらうようにしています。

そんな夫の趣味、出会った当初は釣りでした。

休日は釣り三昧

趣味というよりルーティン化

私と出会う前は川釣りもしていたようですが、出会ったころには海釣りがメインとなっていました。

一般的に海釣りは潮の時間(満潮の時間と干潮の時間)や天候、水温などをチェックして楽しむと思うのですが、夫の場合は仕事が休みの日は天気が悪かろうと、潮の時間が悪かろうと関係なく釣りに行っていました。

釣れる釣れない関係なく、仕事が休みならとにかく道具を持って海へ行かないと気が済まない。みたいな。

もちろん私も一緒に連れて行ってもらいました。休日のたびに毎回。

悪天候でもおかまいなし

幸い私たちが釣り場としていたのは潮の時間に関係なく、小潮の干潮止まりだろうがソイ、アイナメ、カジカなどの根魚が釣れる場所だったので、潮の時間は正直さほど気にしてなかったと思います。

ただ問題は天気。悪天候でもおかまいなしで場所に到着すると、車からパッと降りて雨具を着て竿を持ってレッツゴー。

さすがに私は雨がポツポツ降っているときは車で待機。帽子をかぶらなくても大丈夫なくらいまで雨が弱くなって来たらボチボチ始めるかな。という感じでした。

やませにも負けず

時期になると「やませ」が発生します。やませになると霧雨が降っているかのように冷たく湿った空気になります。

気温は…今までで一番寒かったやませで3度。加えて湿気交じりの空気で服は濡れるし、手は冷たくなるし、白い息を吐くほどの気温の中、釣れるか釣れないかもわからない海に仕掛けを落として釣りをしていました。

今までの経験上、多少風が強くて水面が波立っていても釣れるけれど、やませのときはほとんど釣れない。でもたまに釣れるとデカい!

この一発勝負にかけて行くのですが、ボウズ(1匹も釣れないこと)で帰ってくることの方が多いです。ただただ寒い思いをして終わり。。。ってやつです。

2時間かけて場所移動することも

最もよく行く場所は潮の時間に左右されないので、早朝だろうが日中だろうが夕方、夜でも関係なく行けて楽しむことができました。

でもほかの場所ではそうはいかず、潮の時間を確認して車で2時間かけて場所移動したことも何度もありました。

最初はいつもの場所で楽しみ、釣れなければ車で移動。の繰り返しです。

場所によっては車の中で寝泊まりして夜釣りをしたり、夜に車で寝て早朝にかけて釣りをしたり。その時の食事はコンビニのおにぎりが定番だったので、食費よりもガソリン代の方が高かった記憶があります。

地元の漁師さんにも驚かれる仕掛け

使用している仕掛けはソフトルアーを中心とした疑似餌です。

漁港で大物を釣り上げると、どこからともなく漁港で働いている地元の漁師さんなどが集まってきて、何を言うかと思えば「こんな仕掛けでこのサイズが釣れたの?」と毎回驚いた口調で言われます。

漁師さんたちからすると、大物とはいえ釣れた魚よりも竿、ライン、仕掛け、針など使用している道具に興味津々のようで、私たちが使用している仕掛けで大物が釣れた!ということが不思議で仕方ない。といった様子。

そりゃ船で沖に出ての漁となると10㎝前後の疑似餌なんてものは使わないでしょうからね。

夫の趣味は今や私の趣味

結局のところ夫の趣味を理解しようと一緒に始めてみた結果、今や釣りは私の趣味となりました。

夫と出会って20年弱。一緒にいるようになってからデートと言えば、今も変わらず専ら釣りか釣り具店巡り。

同時に私の釣り歴も20年弱。愛用している道具は、ロッドはテンリューのROCK EYE(その前はシマノ)、リールはスピニングでリョービ、ラインはナイロン(夫はPEを使いますが私はPEラインが苦手)です。

ちなみに夫はベイトリールにPEライン。

仕掛けで一番多く使うのはグラスミノーで、場所と時間帯によってパラマックスを使ってみたり。あとはシーバス狙いの時にはルアー。と標的によって仕掛けは使い分けています。どれを使うのか考えるのも楽しい時間です。

こんな感じで今も釣りを楽しんでいます。

とはいえ今も昔も釣り人のマナーの悪さが指摘されているのが悲しいところ。ゴミの持ち帰りはもちろんのこと、しっかりマナーを守って釣りという趣味を続けていけたらと思っています。

が、コロナ禍なので今は我慢の時!!

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